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構造について 184 2005.12.12追記

天板 センター分割左右跳ね上げ式  
 
 

ベンチチェストでは折角の壁に相当する背もたれが有りますので、蓋(座
面)仕様を工夫して、ステーなどを使わなくても蓋を背に持たせ掛ける事
ができるようにすることになると思いますが、当然蓋は本体に組み付けて
しまう部分と開閉する部分とに二分割して、開口側は丁番で取り付けるこ
とになります。必然的に写真のようなチェストなどより開口部は狭くなりま
すし、座ることにより丁番部分に荷重が掛かりますので、丈夫な丁番をし
っかりと取り付けておく必要があります。

勿論こうした上蓋タイプだけでなく、座面下に引き出しを設けてしまうことも
ありますし、扉を付けた収納としてしまうこともできます。同じようなことで良
く見かけると思いますが、ベットの下に引き出しを付けて収納スペースとし、
空間の有効利用を図ることもよく用いられる方法ですが、当然この場合は
マットや布団の受けを スノコにして引き出しを設けてしまいますと、埃や湿
気のことが有りますので、マットや布団と引き出しは必ず遮蔽する構造にし
ておく必要があるで しょう。

チェストの蓋は先に書きましたように一枚板で作ることが多くなると思いま
すが、当然反り止めのことを考えておかなければなりません。端嵌めや反
り止めの部材を裏に取り付けることのなりますが、ステーなどを取り付ける
場合と同じように、入れるものに対して引っ掛かったり邪魔になったりのこ
とが起きてくる可能性がありまので、そうしたことを頭に入れて形状や位置
などを考慮しながら設計、製作 してい きます。

とにかくチェストは蓋をいかに使い勝手良く且つ収まりと見栄え良く作るか
が大切な部分になりますので色々工夫してみてください。最後に上の写真
のチェストの蓋の開けたところの写真を例として挙げておきます。このチェ
ストは蓋を左右に分割して、左右に跳ね上げる構造にしてあります。二段
目の写真は開けたところになりますが、本体両側面の縦框にマグネットキ
ャッチを埋め込 んであり、軽く吸着して開けた蓋が自立するようにしてあり
ます。勿論蓋と 開閉支点の位置関係からマグネットキャッチがなくても自立
はします。


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