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構造について 181 2005.12.6追記

天板 センター分割左右跳ね上げ式

箪笥(引き出し)関連では蓋の付いた箱物(収納)家具が有ります。チェスト
とかイ スと収納を合わせて、その蓋を座面にしたベンチチェストと言われる
ものですが、和家具で言えば昔からある長持のようなものと考えて良いと思
います。写真は上蓋の付いたただの箱、即ちチェストの一例ですが、普通
の箪笥をチェストと表現してしまうことは良くあると思いますし、それでも意
味は通じてしまうと思いますので、あまり堅苦しく考える必要はないと思いま
すが、引き出しの付いたものは正式かどうかは良く知りませんが、チェスト・
オブ・ ドロワーズと言われているような気がします。

まあ呼び名は何でも構いませんが、普段頻繁に使うには何といっても箪笥
(引き出し)の使い勝手には適いませんが、大きなものが入りますし一つあ
ると重宝する家具だと思います。箪笥を作ることを考えれば引き出しがあり
ませんし、それに付随する桟構造も必要ありませんので随分楽です。また
蓋についても扉の INSET の仕立てのことを考えれば、随分楽に手掛ける
事ができると思いますので、箱物家具の習作として是非一つ作ってみてくだ
さい。

基本的には上に蓋の付いたただの箱ですから、非常に単純な構造になりま
す。形状的には極普通に考えればあまり深い(高い)ものは使い勝手が悪く
なりますので、写真のような横長の長方形になると思います。また蓋は扉を
框で組むような仕様にしますと、凹凸部分ができてしまいますので、ベンチ
チェスとではないですが、座ることや蓋の上に何かを置いたり埃が溜まるこ
とや掃除のこと などを考えますと、テーブルトップと考えての板仕様が最適で
しょう。
これなども蓋 はテーブルほどには大きくなりませんし、蓋であることを考えま
すと最低限の 強度さえ確保できれば、板厚も可能な限り薄くして軽くなるよう
にしておく方が 使い勝手としては良いですし、特に奥行きも標準的には450ミ
リ〜500ミリ程度の抑えて おきませんと、他の家具とのバランスが有りますの
で、無垢で蓋を作る場合は板接ぎや平面の出た一 枚板と、その反り止めを
考えるよい機会になるでしょう。


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