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Challenge 2
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構造について 134 2005.5.12記
アームについてですが、腰を痛めている時には椅子の立ち座りや上半身
の動きに対する補助や上半身の保持自体の補助になりますから、アーム
は非常に重要な補助機能になりますので、是非ともアーム付きのイスにし
ておきたいところですが、アーム自体の仕様、即ち形状や他との位置関係
は少し微妙になってくるでしょう。
アームに対して肘を乗せることを考えれば、低すぎれば猫背気味になって
しまいますし、高すぎれば肩が上がってしまいますから、肘を張ったり腕を
前に伸ばしてしか腕を置けなくなってしまいますので、肘の乗せ加減がなか
なか微妙です。
勿論アーム間の幅も微妙に関連してきますが、脇を体に付けた時の肘の
位置はおおよそお臍の辺りになりますので、アー
ムを取り付ける場合には
先に書いたランバーサポート(お臍の後)辺りを支
える背板の位置とほぼ同
じになり、イスを作る上での構造上、背板とアーム
を同じ位置辺りに配する
ことになりますので収め方が難しくなります。そんな
ことでこうした仕様では、
背板とアームが連続した馬蹄形の仕様にすること
が多いのではないかと思
いますし、こうしたイスも良く見かけると思いますが、
グルリとランバーサポ
ート辺りを取り囲むことになり、上半身のホールドに関しては好都合になり
ます。
背側はピッタリ合ってホールドする必要がありますが、幅方向はあまりピッ
タリでは窮屈になってしまいますし、馬蹄の形状もなかなか微妙ですから、
背とアームを馬蹄形にする接合方法と共になかなか楽しめる部分になりま
すし、どんなフレーム構造で馬蹄のアームと背を接合保持するかも思案のし
どころになります。
ただこのタイプはホールドに関しては好都合になりますが、少し窮屈になりや
すい(感じやすい)ですし、ランバーサポートは背板の位置が極一般的なイス
に比べて結構低いですから、背板より上の自由度は非常に大きいですが、
背を預ける安楽感、安定感は少し弱くなるように感じることが多いのではな
いかと思います。またこれもイスに対する慣れのことが有りますので一概に
は言えませんが、やはりこのタイプでは好き嫌いの好みが分かれやすい傾
向にある様な気がします。
下二枚の写真のイスの背は良いとこ取りと言うわけではありませんが、ハイ
バックとローバックの中間的な仕様で、双方の良さを併せ持ったものを狙っ
たものです。
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