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構造について 132 2005.5.8記 
前項の続きになりますが、勿論腰を痛めていない時でしたらうまく設計して 
やれば、下二枚に写真にような背の形状仕様でハイバック的なイスも快適 
に座ることができると思いますし、それ程気にすることなく座ることができる 
と思いますが、腰を痛めている時にはとにかくランバーサポート辺りをしっ 
かりホールドしてやる事が非常に大切であると感じましたし、上記にような 
背の仕様では背もたれを使った座り方はできませんでしたので、スツール 
に
座る感覚で背筋を伸ばして座る以外にありませんでした。 
腰を痛めていない健常な状態でしたら、どんなイスでもどんな姿勢でもあま 
り気にすることなく座っていられると思いますし、気にすることすらないと思 
いますが、自分が腰を痛めて感じたことは腰を痛めたら腰に負担の掛かり 
にくいイスに座り、元気な状態であればそうしたことを気にすることなく、どん 
なイスに座っても良いものなのか?イスは他の家具とは違い体に直接触れ 
る(座る)道具ですから、何らかの影響があるのは当然ですから、その感触 
が大切になって座り心地の良いイスを目指すのは、ある程度自然な流れだ 
と思いますが、もう一歩突っ込んで体の状態如何に関係なく、体にとってよ 
り良い状態で座ることができるようなものを、追及していく椅子があっても良 
いのではないかと思います。 
 
私は普段から猫背気味の姿勢の悪いやつですが、そうしたことが腰を痛め 
た一つの要素になっているかもしれませんが、こんな姿勢の悪い私でも正 
座をすれば背筋が伸びて姿勢が良くなりますし、正座をして猫背でいること 
は逆に辛く感じるものですが、正座のように座り方によって上半身の姿勢が 
変わってくることになりますので、イスは座るための補助具ですから、当然 
イスの仕様によっては座り方が変わり、上半身に姿勢に良い影響を与える 
イスの仕様も考えられるのではないかと思います。 
 
腰を痛めることがなければ、当たり障りのない表面的な当たりだけを考えて、 
ただ単純に座り心地の良いイスばかりを考えていたと思いますが、たまたま 
腰を痛めてしまったためにそんな事も頭を過ぎるようになりましたので、初め 
に書きましたように、腰も含めて上半身がリラックスした状態で、何も意識 
することなく自然に座っていられる状態ではないかと思うようになった訳です 
が、実はこのリラックスと言うことが曲者で、この捉え方がなかなか厄介で 
難しいことですから、具体的にどんな形の椅子になるのか、まだまだ雲を掴 
むような状態で何とも分かりませんが、あくまで私の中においてですが考え 
る価値は非常に大きいのではないかと・・・勿論色々な椅子が有って楽しい 
訳ですから、その中の一つとしてこうした面から追求していく椅子も有って良 
いのではないかという話です。 
 
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