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 Challenge 2                               
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構造について 130 2005.5.4記 
ハイバック的なイスでは一般的にランバーサポート(お臍の後ろ側)辺りの 
当
たりが弱くなる傾向にあります。勿論これは色々な仕様が有りますので、 
一概に決め付けることはできませんが、二段目の写真のイスで想像が付く 
と思いますが、こうした仕様では面全体で上半身を支える仕様になる傾向 
に有りますので、ランバーサポート辺りのホールド感としては弱くなります。 
一方ロ−バック的と言いますか、ランバーサポート辺りだけを支える(横棒 
のラダーバック的な背板)イスでは背骨の一番くびれている所を支えること 
になりますので、背側の接触面積が狭くなることと相まってホールド感を強 
く感じると思いますが、実際に骨盤の動き自体を抑える効果も大きいので 
はないかと思います。 
 
この場合に座面からランバーサポート辺りを支える背板までの空間が非常 
に重要になります。仮に二段目の写真のイスのように座面から背板が有り 
ますと(要するにランバーサポート辺りから下)、後方へのお尻の位置が決 
まってしまいますので、普通のイスの仕様で行けば後傾が大きい状態にな 
りますし、ホールド感も弱くなります。ランバーサポート辺りより上の体の自 
由度は上がりますが、背の仕様としてはハイバック的な仕様とある意味類 
似と捉えて良いのではないかと思います. 
ランバーサポート辺りだけを支えるイスは、上半身がわりと立った状態で座 
ることになり、正座の延長と見ることができるのではないかと思いますが、 
座面から背板までに空間が有りますと、腰の状態に合わせて最適な位置に 
お尻を動かして調整できることになりますが、これは腰を痛めている時には 
非常に助かります。 
 
へたな文章だけでは分かりにくいかと思いますが、ロ−バック的なランバー 
サポート辺りだけを支えるイスと、ハイバック的な肩辺りまで支える椅子に座 
る姿と体の動きを想像していただければ、おおよそ言わんとしていることが 
イメージしていただけるのではないかと思いますが、勿論これは色々な椅子 
があって楽しい訳ですから、それぞれの特徴を良く把握して椅子を考えてい 
けば良いのであって、ロ−バックが良くてハイバック悪いと言うことでは有り 
ませんので誤解のないように。たまたま私が腰を痛めた状態ではロ−バ ッ 
クで正座的な姿勢で座るイスに相性が良かっ
たと言うことです。 
症状、状態は人それぞれですが、腰に負担が掛かりにくい座る姿勢なり、イ 
スにつ
いての仕様に対する一つのヒントなりポイントになるのではないかと思 
います。 
 
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