Challenge 2
<< 前へ 次へ >>
構造について 129 2005.5.2記
前に書きましたように、とにかく腰を痛めている時には上半身が後頃して
し
まうと腰に痛みが来てしまいましたが、当然上半身全体が後頃すると言
うこ
とは骨盤が後頃しますので、こうしたことが関係しているのではないか
と思
いますが、イスで腰が痛くなったり腰を痛めた話は聞きますが、正座や
座禅
で腰を痛めた話は聞いたことがありません。普通正座や座禅は床の
上です
るものですが、床を座面と捉えれば背もたれのないスツールに正座
や座禅
をしていると捉えて良い訳ですが、事実イスでそんな座り方をされる
方もいる
のではないかと思いますが、胡坐などもある種類似に状態と考え
ても良いで
しょう・・・?
腰を痛めている時には、正座は割りと楽な姿勢の一つでしたが、胡坐は背
もたれを利用した状態でも座れますが、正座と座禅は背もたれの必要ない
座り方ですから、当然背筋が真直ぐ垂直に伸びた座り方になりますので、
骨盤も後頃しないことになるでしょう。こうしたところにも腰に負担の掛かり
にくいイスの重要なヒントが有るのではないかと思います。こうしたことにつ
い
ても色々科学的に研究されていると思いますし、そうした研究成果が公表
さ
れていると思いますが、とにかく科学的に追求したメカニズム的な難しいこ
と
は分かりませんが、骨盤の角度は関係していることでしょう。
背側の仕様については、とにかく背の対地角度の大きいイスはなかなか辛
いものが有りましたが、これは完全にイスに座った状態になってしまえばあ
る程度は座っていることができましたが、背筋を伸ばした状態でそのままそ
〜っと座面に、先にスツールで書きましたチョン掛けのように腰を下ろして、
そこから背もたれに上半身を預けた姿勢になるまでが非常に大変でしたか
ら、ダイニング的なイスでは背もたれを使わずにスツールにチョン掛けする
ように座ったりしましたが、極一般的には背もたれのある椅子は座面自体
にもある程度の角度を付けますので、自然に上半身が背もたれに体を預け
易いようになっていますし、特にイージーチェアなどの背座の角度の大きい
イスになりますと、チョン掛け自体もなかなか難しいことになってきてしまいま
す。
要するに上半身を後傾させる時に腰に力が入ってしまい腰に痛みが来るの
ですが、二段目の写真のようにハイバック(トールボーイ)的に座面から肩辺
りまで背もたれのある椅子では、上に行くほど背もたれまでのストロークが長
くなりますので、座りきるまでがより辛くなります。勿論腰の痛みを考えれば
背もたれを使わずに座っていれば良い訳ですが、背もたれに寄りかかろうと
すればそんなことになってしまいます。
<<
前へ Page top 次へ
>>
|