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 構造について 116 2005.4.6記 
  
           
コノイドチェアについて色々書いてきましたが、外観自体は非常に個性の 
ある椅子ですから、好き嫌いの好みがはっきり分かれることが多いのでは 
ないかと思いますが、そうした嗜好は別にして作る側の立場として製作的な 
面から見ていきますと、構造や木の扱い
処理など非常に勉強になる部分 
が多く、とにかく良く考えてうまく纏め上げ
られていて、勉強になる事が満載 
の素晴らしい一脚ではないかと思います。 
実際コノイドチェアについてもその他細かい部分を詳しく見ていきますと、私 
にとっ
て参考になった部分や感心したりする事がまだまだたくさん有ります 
が、そうしたことになりますと人それぞれ感性が異なりますので、あまり細か 
いことまで取り上げても意味がありませんので、この程度の大まかなことま 
でで止めておきます。 
 
これはあくまで私の捉え方ですから、その内容自体については人それぞれ 
考え方や捉え方が違いますので、あまり深く追求せずに適当に読み流して 
おいた方が無難かと思いますし、自分に興味の無い椅子ではなかなか真剣 
に追求したり考えたるすることは出来ないものですから、既存のイスで自分 
が好きなイスや惹かれるイスが有りましたら、何故こうなっているのか、ここ 
は何故こう処理しているのか、組み立て方法はどうかなど、自分なりに考え 
を巡らせて見るのも良い勉強になると思います。更に突っ込んでコピーなり 
類似の物を習作としてして試しに作ってみれば、頭で考えただけでは分から 
ないまた違った部分、事も見えてくるのではないでしょうか。 
  
    
    
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コノイドチェアの発想には、相当ウィンザーチェアが影響しているのではない 
かと、私は勝手に想像していまして、ウインザーチェアと血縁関係にあるの 
ではないかと
密かに思っているのですが、と、まあこんなどうでも良い話は 
ほっといて、写真のようなウィンザーチェアについては前に書いていますよう 
に、厚いしっ
かりした座板にわりと細めの丸棒(スピンドル)の背座を丸ホゾ 
で挿して、三角と言いますか 四方転び
的な要素を取り入れた構造にしたも 
ので、色々な意味で非常に合理的な構造のイスと言って良いと思い
ますが、 
これもまた素晴らしい構造のイスの一つです。 
ただウインザーチェアと言っても色々なタイプが有りますので、一まとめで言 
えないところも有りますが、一般的には座板以外は細めの
丸棒構成ですから、 
材料の調達も容易になりますし、使用材料も少なくなる傾向にあるでしょう。 
轆轤(木工旋盤)を利用できますので、ある程度量産も容易になると思います。 
 
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