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Challenge 2
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構造について 47 2004.10.26記
ここではランバーサポート辺りを支える背板の仕様で考えていますが、こ
こで背板の高さ(上端)は同じ程度で、座面からスピンドルタイプのように
背を設けてしまい、座面から背板までの空間をなくしてしまう仕様で考えて
矢印のように背板を座面まで真直ぐ延ばしてしまいますと、色々な仕様が
有って構わないのですが、色々な面の収まりを普通に考えれば後脚の仕
様はある程度必然的に二段目の図のようになってしまうのではないかと思
います。ただこれはスピンドルを曲げたりして上の図のような後脚で作るこ
とも可能ですが、ここでは分かりやすくストレートのスピンドルを座面から
適当な角度で仕立てる事としてみていきます。
必然的にこの仕様では、腰は背に当たるまでしか引くことが出来ませんの
で、白丸部分の座面先端は腰を一番引いた状態で、膝裏に少し余裕のあ
る程度の座面奥行き寸法にすることになります。これも逆に捉えれば、姿
勢にある程度の制約が出てくるというか、自由度が少なくなると見ることも
できます。またイス全体の奥行き寸法が大きくなる傾向にあるのは言うま
でもないでしょう。
こうしたことから二段目の図の仕様では、背座の位置関係は必然的に決
まってしまいますし、座面の奥行き寸法も決めやすくなりますが、上の図の
ように座面から背板までの空間を設けるような仕様では、背座の位置関係
が出て来ますので決めにくくなります。またここでは話を単純にするために
背板の湾曲を無視して話しを進めていますが、実際には背当たりを良くす
るために湾曲させますし、ランバーサポート辺りは一番湾曲を大きくする部
分ですから、体全体の位置はその分後へ動くことになりますので、そうした
ことも加味して考えていく必要があります。
またここではダイニングチェア的なイスで話しを進めていますが、図からも
分かるように座面の対地角度についても、ここでは話しを単純化して進め
るために水平で書いていますが、
これについても座面仕様や色々な要素で
一概には決め付けられませんが、
実際には多少必要になると思います。
極大雑把な目安地としてはダイニン
グチェア的なイスでは最大3度程度まで
で考えておけば良いのではないか
と思います。
同一仕様のイスにおいて背や座の角度が1度変わりますと、結構微妙な違
いが体感できるものですから、色々試して自分なりのものを掴んでください。
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