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Challenge 2
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構造について 26 2004.9.10記
前項で書きましたような事から、特別なことが無い限りは、スツールなどは
当然座面は水平にすることになります。また水平の座面でSHを変えること
を考えて見ますと、床から各自の膝裏までの寸法を基準として、踵を床に
付けて座ることを前提にすれば、それよりSHを高くしていきますとお尻の
位置が高くなりますから背筋が伸びてどちらかと言えば上半身は前傾す
る傾向になり、いわゆるチョン掛けの姿勢になりますので、背もたれの意
味が薄くなってきます。
一方SHを低くしていけばお尻の位置は下がりますから、上半身は後傾し
ようとしますので、背もたれに背を預けたく なってきてしまいますので、背
もたれが無い場合は極端に言えばしゃがみこんだ猫背の格好になってき
ます。そうすると自然にスツー ルの座面は水平にして、SHはどちらかと言
えばですが幾分高めに設定しておいた方が理に適っているように感じます。
勿論これはスツールに限らずSHの変化によりこうした傾向に有りますので、
背もたれの仕様にSHが関係してくることになります。二段目の図は人の座
る姿を表していますが、要するに膝裏を支点(基点)と
してその位置よりお
尻の位置が高ければ、座面の対地角度は不用になって、背筋が伸びて背
が立ってくる傾向になります。また低ければ、座面に角度が付いて背もたれ
も後傾してきますし、後傾すればするほど足を前に伸ば
し(投げ出し)たくな
りなすので、白丸部分の余裕を確保しようと思えばSHは低くしなければなら
なくなります。
それに付随して背もたれの仕様は、SHの高いものではもたれる力は弱くな
りますから、背もたれに負担がかかりませんし、体を自由に動かしやすいの
で色々な高さや形状に対応でき、バリエーションが広くなります。また下の左
図から分かると思いますが、背の角度もあまり大きく取りません。
一方低いものでは上半身全体を背もたれあずける傾向になりますので、下
の右図から分かると思いますが、背の角度を大きくとりたくなりますので、あ
る程度の面積で上半身を受け止めなければ、単位面積当たりの圧が上が
り当たりがきつくなりますから、形状や大きさに制約が出てきますので、自由
度が減ってくる傾向になりますし、当然こうしたイスはどちらかと言えばくつろ
ぐイスですから、色々と姿勢を変えにくいことから背当たり感が非常に大切に
なってきます。
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