Challenge 2
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構造について 27 2004.9.16記
アームの無いイスに長時間座ることを考えますと、腕を組んだり手を組ん
で脚の上に置いたりと、結構腕手のやり場に困ったりもてあましてしまうも
のですが、そうしたことを考えますと上の図のように椅子にアームが欲しく
なります。
イスのアームは当然腕を乗せる訳ですが、体をあずけると言うか支える
補助と立ち座りに助かりますので、座ることだけ考えれば基本的にはアー
ム付きのイスの方が確かに快適なものです。やはりアーム付きのイスの
一番のネックは場取る事と、ダイニングテーブルなどで使うことを考えると
立ち座りにアームが邪魔になることでしょう。特に立ち座りの多いところで
使うイスの場合には取り回しが楽なことは大切なことですから、アーム付
では当然が外形寸法が大きく重くなりますので、逆にアーム付がマイナス
に作用することも出てくるでしょう。それとこうした場合には、アームが無く
てもテーブルが有る意味アームの働きをしてくれますので、それ程不便を
感じることもないのではないかと思います。
上に書きましたようにアーム付きの椅子は確かに快適なものですが、好み
や立ち座りの頻度やスペース的な制約が有りますので、特にダイニングや
デスク系のイスではアームの有り無しは結構悩むところです。またイージー
チェアのような安楽系のイスでは、その性質上是非ともアームが欲しいとこ
ろです。特に二段目の右図のような姿勢になる背座の角度を大きく取った
イスでは、快適性もさることながら、アームが立ち座り補助の大切な機能の
一つになりますので、益々必要性が増してきます。
イスにアームを付ける場合は、座面からの高さをどの程度にするかが一
番大切なところになると思いますが、これもSH同様に体形的な個人差が随
分有るところですから結構悩む部分です。またこれに付随して左右のアーム
間の幅についても広い分には良いのですが、狭すぎればお尻が入らなくなっ
てしまいます。ただこれも広ければ問題ないかといえばそうも行かないところ
も有りまして、当たり前ですが広ければ脇を離してアームに腕を乗せること
になりますので、広ければ広くなるほど腕の位置は上がりますので、アーム
の高さを高くしていく必要がでてきますので、幅とアーム高さの関係ができて
きます。
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