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Challenge 2
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加工(製作)について 19 2004.6.26記
一概には言えませんが、家具作りでは写真の右二本になりま
すが、追入
れノミの大中小
が各一本程度有れば、まずは十分事足りると思
います。
5ミリ6ミリのホゾ穴を掘りますと、どうしても3ミリのノミが欲しくなりますし、
鉋を扱いますと鉋刃の押さえ溝などの修正、調整にあると助かりますの
で、後は必要に迫られたものだけを随時増やしていけば、効率良く揃え
る事ができると思います。
3ミリや6ミリの刃幅(穂幅)の狭いノミでは、どうしても刃先にかかる負担
が大きいですから、刃が厚い向待ちノミが扱いやすいのではないかと思い
ます。向待ちノミは写真の中二本になります。
ホゾ幅の狭い複数枚の通しホゾなどでは、ホゾ間やホゾ穴の修正、調整
では追入れノミや向待ちノミでは、ノミが厚く届かない部分ができてしまう
ことがありますので、写真の左から二番目になりますが、穂の薄くて長い
薄ノミが必要になってきます。これは突きノミと呼ばれる冠の無いものでも
良いでしょう。
また蟻組みや契りの凹加工などでは鋭角部分が出てきますが、こうしたと
ころには写真の左にあります、しのぎノミは小端が薄く鋭利で重宝します。
勿論よほどの事がない限り、追入れノミや薄ノミでも十分対応できると思
います。
今は替え刃式のノミも各社随分出揃って来ていますので、替え刃式の鉋
でも書きましたように、これも研ぎなどの一つの目安になりますので、使っ
てみるのも一方です。ノミの替え刃については穂先部分だけ変える物と、
首下から全て差し替えてしまうものの二種類あるようですが、どんなもの
でも向き不向きが有りますので、そのノミがどんなところに使うことを前提
に考えて作られているかや特徴をよく検討する必要があります。
大工作業と家具作業ではある程度使用方法が違いますが、大工作業で
はどちらかと言えば叩きノミとして使うことが多いと思いますが、当然叩く
ことに対しての耐久性を考えればあまり鋭利な刃を付けてしまいますと、
直に刃が痛んでしまいますので、言葉は悪いですが多少切れ味を悪くし
て仕立てておくことになるでしょうし、家具作業ではどちらかと言えば細工
的な使い方が多くなりますので、勿論耐久性も必要ですが、なるべく切れ
味重視で良く切れるものが欲しくなるところです。
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