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加工(製作)について 12 2004.6.12記

手押し鉋盤は基準面となる平面を出すものですから、 平鉋の下端と同じ
ように前後の定盤を平面に設定して削ることを考えて見ますと、二段目の
図のようになりますが、後テーブルの矢印部分は部材と空いてしまうこ
とになり、ある程度まではこの状態で削ることが出来ますが、最終的には
後テーブルに乗って、単純に見れば点線のように、部材の後部分は削
れ過ぎてしまい鼻落ち状態になって平面を得られません。
刃よりも後テーブルを出して(上げて)しまえば、三段目の図のように切削
部材の木口が当たっ て部材が進みませんから、削ることができませんの
で論外ですが、当然後 テーブルの高さは下の図のように、刃の出とピッタ
リ合わせる事で部 材を平面に削ることができますので、理想的であり基本
になります。手押し鉋盤と平鉋では削る方法も削る厚さも単位が違います
し、その他の条件も違いますので、一まとめで論じるのは強引で無理があ
るかもしれませんが、平鉋でも理屈的には同じと捉えて良いのではないか
と思います。

当然実際のこれが手押し鉋盤の基本的なテーブル設定になり、切削量は
前テーブルの高さを調節すれば良いことになります。

それからいきますと、平鉋で平面を削りだそうとした場合には、下端は刃
より台頭側、上の図で言えば楕円部分は、刃の出た分下端も出してお
かなければいけないことになりますが、手押し鉋盤では刃は固定で前後の
テーブルを別々に調整することが出来ますが、平鉋では下端は全一体固
定で刃の出で削りを調節しますので、丸部分だけ刃に合わせて調整す
ることは出来ません。
勿論他の要素もあると思いますが、こうしたことから鉋の下端は荒仕工、
中仕工、上仕工と削りに合わせて仕立てるようなことが言われてきたので
はないかと想像します。(楕円部分を楕円部分より出すという意味で
はないですが)

また超仕上げ鉋は平鉋と同じ削り方をしますが、手押し鉋盤の後テーブル
に当たる部分が刃より出ていては、三段目の図のように当然部材が当たっ
て削れないはずで す。
超仕上げ鉋について考えて見ますと、色々なタイプがあるかもしれません
ので詳しくは分かりませんが、私の知っている限り平鉋と同じように刃の出
だけをを調整して削る量を調整するタイプでは、刃の調整に対して後テーブ
ル部分が出てはいけないので、超仕上げ鉋の削る厚さを考えると、手押し
鉋盤や自動鉋盤に比べると超薄削りと考えて良いですから、少なくとも後
テーブルに当たる部分は前テーブルと同じかそれ以下に調整してあるはず
です。


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