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加工(製作)について 11 2004.6.10記

鉋台の下端を確認して狂いがあれば修正していくことになります。 まずは
捻れを修正しなければなりませんが、捻れについてはガラス板や定盤の
上に置いてがたつきを見れば分かりますが、捩れの修正位置を分かりや
すくするため、ガラス板や定盤の上にカーボン紙を置いて軽くこすってや
れば高い部分にカーボンが付いて黒くなりますので、その部分を台直し鉋
で削り、この作業を繰り返せば捩れは効率よく修正できます。
ちなみに台直し鉋はどんな削り方をしても綺麗に調整、修正できれば良い
のですが、後で書きますが下端のすき取り形状などのこともありますし、図
の矢印のように基本的には横ズリで削ります。
カーボン紙については一つの例ですから、この発想で何がしかの修正マー
クが付けば良いですから自分なりに工夫してみてください。

これも二度手間で面倒であれば、強引ですがガラス板や定盤の上にサン
ドペーパーなどを置くなり貼り付けてゴシゴシやってしまいます。ペーパーの
成分が下 端に残る可能性が有りますので一寸躊躇うところですが、これも
一方です。
勿論こうしたガラス板に研磨力の強いペーパーを貼り付けて、砥石や鉋台
を修正する道具も出ていますが、サンドペーパーなどよりは相当早く修正で
きますので、大きい捩れや反りは大変ですから重宝するでしょう。ちなみ私
もたまに使います。

平面が出ましたら次ぎの下端調整に移ります。理屈的には完全平面でも構
わないのですが、鉋の下端は削りやすいように完全平面ではなくある程度す
き取ります。
ここで一寸下端の形状について考えて見ますと、鉋(平鉋)は平面を削りだ
すものですから、下端は安定して削るための平面定規(冶具)になります。
二段目の図は鉋の下端が完全平面状態で板を削っているところを表わして
いますが、刃先が出た分だけ刃がかかり削り取ることができますので、これ
で削ることに関しては問題な いことが分かると思います。
また手押し鉋盤いわゆるむら取り鉋の定盤を考えて見ますと、下の図のよう
に刃の前後に平面の定盤がありそこに部材を矢印のように押し通して削る
ことになります。


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