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加工(製作)について 10 2004.6.8記

各種道具  

下端定規は本格的に木でできたものや、30センチ程度のステンレススケ
ールでも使えますが、メンテナンスや手軽さを考えてできれば確認面(当
てる面)のなるべく薄い上の写真の上から三番目にある片側が山形にな
っている、ステンレスの下端定規程度は揃えておきたいところです。これ
は砥石や部材の平面確認などにも使います。

台直し鉋はノミやスクレーパーなどをうまく使えば代替できますが、これも
前項で鉋は台(冶具)を付けることで安定して削れるようにしたものと書い
たように、台が有りますので削りやすいですから、鉋台の下端を調整する
にはこれが一番でしょう。
この台直し鉋も替え刃式が有りますので、実用上十分ですからこうしたも
のを使えば、ここでも刃の砥ぎは代替できます。そうするって~と台直し
鉋の下端は何で調整するのでしょうか?

鉋については無関心で、削ることができれば猫の爪でも良いと思っている
不届きな輩ですから、難しいことはさっぱり分かりませんので超々簡単な
ことだけ書きますが、間違ったことを書くかもしれませんので、あまり鵜呑
みにしないで疑り深く読んでいただければと思います。
図は鉋を下端側から見たところを表していますが、 面取りなどの非常に
幅の狭いピンポイント的な削りでは、下端が捻れていてもセンター辺りは
案外直線になっていたり、反りが合っても鉋を斜めにして削るなどすれば、
結構支障なく削ることができるものですが、平面を削るとなると刃がうまく
かからなくなってしまいますので、前項で書きましたように鉋台の下端は
砥石と同じで、まず平面が出ていることが一番大事で大切なことですから、
まず下端定規で下端の状態を確認します。

これは下端の確認ですから、この時に下端より鉋刃が出た状態では刃が
邪魔になりますし、刃を傷めてしまいますのでほんの僅か下げた状態にし
ておきます。(刃を出したままで確認できる下端定規もあります。)また刃
を下げすぎたり抜き取ってしまいますと、楕円部分 が動いてしまいます
ので、削る状態となるべく同じ状態にしておきます。
図は色々なところで同様のものを見かけることがあると思います。誰が書
いてもてもこうした図になってしまうと思いますが、矢印のような位置方向
に下端定規を当て、光りにすかして下端の状態を確認します。完全平面
であれば、 どの位置方向でも隙間なく密着しますのでそれから判断します。
この確認方法は鉋の下端に限らず、砥石でも板の平面でも同じ方法にな
る事は言うまでもないでしょう。
ただどんな鉋でも多分ですが、鉋の下端は平面ではなくある程度すき取っ
てあると思いますので、それも加味して判断してください。


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