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加工(製作)について 6 2004.5.31記 
部材が仕上がりましたら組み立てていきますが、家具は一度で組み上が 
ってしまうことまずありませんので、組み立てて接着材の乾燥を待ち、組 
み立てては接着剤の乾燥を待ちの繰り返しになると思いますが、部材の 
仕上げにおいて面取りは、必要な部分の全ての面取りを済ましてしまいま 
すと、組立作業中に面取り部分(角)はクランプやその他のことで傷を付け 
てしまう可能性が有りますので、組み立て後では面取りできなくなる部分、 
即ち必要最小限の面取りだけにして組み立て、また次ぎの組み立てに必 
要
な部分だけ面取りして組立作業を進めていきます。 
 
これはあくまでも一つの例と捉えて、面取りに限らず仕上げ面においても 
そうですが、組み立てにおいて傷を付けてしまう可能性が有りますので、 
組み立て後に仕上げ鉋をかけることができるような状況になるようであれ 
ば、なるべくその部分は後回しにします。その他でも色々な面で、不都合 
なく綺麗に質の高い家具に組み上がるように、自分なりに工夫しながら、 
組み立てを進めてください。 
写真は面取り鉋による部材の面取りですが、多少話が後先になりますが、 
仕上げ鉋と面取り鉋はどちらを先にかけるかのことがあります。こうしたこ 
ともケースバイケースでどちらかが先でなければいけない、と言うことはな 
いのですが、テーブルトップなど本当に綺麗な面に仕上げたければ、面取 
り鉋をかけることで二面を鉋台が擦りますので、やはり最後に仕上げ鉋を 
掛けることになるでしょう。 
勿論面取り鉋が無い場合でも少し慣れれば平鉋のフリーハンドで十分綺 
麗な面取りができますので、そんな気遣いは無用になります。またイスなど 
では曲線やRが多く付いてきますので、外内の各曲線やRは平鉋と反り台 
鉋をうまく使い分ければ対処できます。 
面取り自体、今時はトリマを使うことも多いと思います。逆目が起き難いで 
すし色々複雑な面を取ることができますので、重宝するでしょう。これも面 
取り鉋と面取りすることができる条件が変わりますので、自分なりに相応 
に対処していきます。 
ただトリマでの面取りは、そのままでは面の仕上がり自体はどうしても面 
が少し荒いですから、全体の雰囲気を良く考えならが、面取りしてください。 
何気ない面取り一つで、家具全体の雰囲気が随分変わりますし、面の取 
り方一つにもその方の家具作りに対する姿勢や考えが出てきますので、 
全体を見ながら良く考慮して面取りします。 
 
           
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