Challenge 2
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構造について 140 2005.5.24記
一枚板の大きな天板は、入手がなかなか困難ですし価格的にも大変です
から、集成材や幅狭の板をある程度の枚数接いで、必要な寸法の天板を
作り出すことが多くなると思いますが、芋接ぎでは心もとないですから最低
でもビ
スケットや雇いざね接ぎで組んでおきたいところです。
天板の反り止めについてですが、天板幅も大きいテーブルになりますと、
極一般的なダイニングテーブルでは900ミリ程度にはなりますので、板の
伸縮も結構な寸法に成りますからこのことも合わせて考えていきますと、で
きれば反り止めの部材を蟻挿しで組んでしま
いたいところです。
板接ぎもそうですが今はルーターと言う便利な電動工具が有りますから、
蟻溝や接ぎの溝も簡単に加工できますので、是非チャレン
ジしていただき
たいところです。
テーブル作りでは一番大切で大変な作業の部分になりますが、この辺りの
具体的なことについては、Challenge のなかで色々書いていますので、そち
らを
参考にしていただければと思います。
ただ電動工具は危険が伴いますし怪我が大きくなりやすいので、一に安全
二に安全三四も安全五も安全で進めてください。勿論手工具でもとにかく同
様に安全が第一です。
天板と脚の接合については
、図の四本脚タイプでは蟻挿しで反り止めを入
れた場合には、キャビネットに天板を取り付ける方法と同じになりますが、
水点線が蟻挿しした反り止め部材としますと、矢印にように木ネジで幕板に
締め付けて天板と脚を接合します。ビスの代わりにダボを打ち込む方法も
ありますが、後のことを考えれば分解が容易な木ネジが良いでしょう。これ
で反り止め部材は見えなくなってしまうことになりますが、当然この方法では
反り止め部材が長手の幕板間に入る事になりますから、反り止めの長さが
短くなりますので、反り止めを利かせる範囲が小さくなる傾向にあります。
それを嫌う場合は反り止め自体に脚を挿してしまう構造も考えられますし、
他にも接合方法自体は色々な構造、方法が考えられますので、自分なりに
工夫してみてください。
ただ言えることは、どんなタイプのテーブルにしろ大きなテーブルに成ります
と、移動持ち運びが大変になりますので、ノックダウンと言うことではないで
すが、天板と脚が分解できるようなことも視野に入れておく必要もあるでしょ
う。勿論それにかかる手間が大きすぎてはそれもどうかと思いますので、そ
の辺りは工夫のしどころです。
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