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 Challenge 2                               
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構造について 139 2005.5.22記 
  
         当然このタイプでは四脚タイプに比べて、摺り脚方向に対するブレ(円弧 
的)が大きくなりやすいですが、写真のテーブルは片側の脚(柱)が一本の 
タイプですから、こうした仕様では実用上問題ない範囲に収めるにしても、 
僅かなブレは致し方のないところです。ただこれも脚(柱)を複数本にしたり、 
面として板にしてしまったりと工夫次第でいくらでも対処できますので、バリ 
エーションの多さが分かると思います。 
 
またストレッチャー(貫)についても横ブレのことを考えれば、黄矢印に相当    
する寸法をなるべく大きくしておきたいところですが、デザインや寸法を抑え 
るために複数本にすることも有ります。四本脚タイプの幕板は自然に二本 
になりますので、それを二本脚タイプでは一本のストレッチャーで対応する 
訳ですから、基本的には四本脚タイプの幕板幅より広くしておく必要が有り 
ま
すが、ストレッチャーの上下方向の位置についても、下にすればするほど 
足先の邪魔になりやすくなりますし、横ブレを止めることを考えればセンタ 
ー辺りになりますが、支障にない範囲でなるべく上側にしておきたくなるでし 
ょう。勿論このタイプでもストレッチャーを上下に二分割して下側のストレッ 
チャーを赤点線のようになるべく下側に配してフットレスト的な働きを持たせ 
ることも可能です。 
後一つ横(長手、木端)から座る場合のことについて書いておきますと、例 
えば天板の長さが1800ミリのダイニングテーブルが有ったとします。 
一人に必要なテーブルスペースはおおよそ550〜600ミリ程度と言われ 
ていると思いますが、イスの幅は極大雑把にアーム無しで450ミリ、アー 
ム付で550ミリ程度で考えれば三人は座ることができることになります。 
ただ実際には1800ミリで三人座りますと、結構窮屈に感じると思います 
がそれは置いておいて、椅子を置くことを考えて見ますと、図の四本足タ 
イプでは緑矢印の脚間の間口は、なるべく広くとっても1600ミリ程度まで 
ではないかと思いますので、アーム無しのイスは間口に収めることが出来 
ますが、アーム付きのイスではまず収まらなくなってしまいます。 
一方写真の二本脚タイプではもうお分かりだと思いますが、摺り足をまた 
ぐことに成りますが、柱は奥になりますのでアーム付きのイスでも並べるこ 
とが可能になります。 
 
                                     
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