Challenge 2
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構造について 136 2005.5.16記
難しいことを考えなければテーブルなどは部材点数も少ないですし、構造
的
にもイスなどに比べて角度や曲線が絶対必要になる部分は少ないです
から、
案外簡単なものだと思いますが、普通なら椅子に比べて、一回り二
周りも大きくなりますので、部材の使用量、重量も相当重くなりますが、そ
れだけで
簡単な構造でも加工、取り回し、組み立てなどイスにはない別の
難しさが出
てきます。
ダイニングテーブルのようなもので基本的な脚部の構造を見ていきますと、
大きく分けて四本脚と二本脚の二種類になると考えて良いと思いますが、
四本脚は説明するまでもないと思いますが、天板の四隅辺りに四本の脚
を配したもので、一般的に一番良く見かけるテーブルと見て良いでしょう。
二本脚は上の写真のように、両サイドに二本の摺り足を配したものになり
ますが、前に何処かで書きましたように、摺り足と言いましても摺り足の接
地面が直線(平面)では、床の状態によってテーブルのがたつく可能性が
高くなってしまいますので、使い勝手を考えれば摺り足の中部分を適当に
すき取って、あくまで床に接する部分は脚の構造の違い如何に関わらず、
四本脚状態になるようにしておくことが基本と考えて良いでしょう。
図は四本脚の脚下部(床面近く)に貫のないテーブルを横(長手)から見た
ところを表していますが、四本脚の特徴としては、何と言っても縦横(長手
短手)どちら側からも無理なく座ることができますし、座った時に足先の邪
魔になる部分がありませんし、外観的にも安定感があって無難なスタイル
でしょう。
ただ四本脚が太腿間直にある側では、立ち座りにおいて邪魔になりやすい
こともありますし、このタイプ
では一般的には脚のブレ止め補強として、青
矢印の貫(幕板)を入れることになりますから、そのために膝、太腿下のス
ペースが窮屈になりやすい傾向に有りますので、脚を組みにくくなったり、
アーム付きのイスではアームが幕板に当たって、入らなくなってしまうことも
起きてくる可
能性が有ります。ただこれも座ることにおいては、ある程度椅
子は後に引
いて使いますので不都合はないと思いますが、座らない時にイ
スが深く押し
込めなくなり、ある程度スペースを見ておく必要が出てきます。
こうしたタイプでは幕板が有りますので、この部分に引き出しを仕込む場合
も有りますが、緑矢印の幕板から床までの寸法は使い勝手からいきますと、
かなり大切な部分だと思いますので、可能な限り大きく取っておきたいとこ
ろです。
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