Challenge 2
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構造について 127 2005.4.28記
腰を痛めている時には座ることにおいて、上半身を後傾させることは苦痛
が伴うことが多かったのですが、特にイージーチェアなどの後傾の大きい
イスでは苦痛と感じる方が多いのではないかと思いますし、快適に座れた
としても立ち座りでは苦痛に感じることが多いのではと想像しますが、こうし
た時にはアームがなければ立ち座りの補助がなくなり不便にも感じますが、
横から立ち座りすることができますので、腰に負担が掛かりにくい場合も出
てきますので、色々な面において自分の感性、感覚を大切にしていきたい
ところです。
前に木の座面は非常に滑りやすいことが欠点であるような事を書きました
が、木自体が悪いわけではなく滑ることが座ることにおいては、非常に負
担になることは想像できるのではないかと思いますが、滑りやすい座面で
は滑ることに対して、滑らないようにと無意識のうちにも腰などに力が入っ
てしまいやすくなりますので、これも一つの緊張状態を作り出してしまうこと
になりますので、知らず知らずのうちにも腰などに負担が掛かってしまって
いると考えても良いのではないかと思います。
背のないスツールを作る場合は座面を水平にすることが多いと思いますが、
水平であれば仮に平面であってもお尻がすべる要素が少なくなりますし、背
がありませんので自然に上半身は背筋を伸ばした姿勢になると思います。
当然SHが低ければ低いほど上半身は後傾させたくなりますので、気持ち高
めが自然と背筋も伸びてきますので、ある意味チョン掛けのような座り方で
あれば、お尻も固定されて動きにくくなり背筋も伸びて腰に負担が掛かりに
くくなると思います。
木の平らな座板は固いので長時間座っているとお尻が痛くなりますが、こう
したことについては慣れと言うことも随分関係しますので、慣れてしまえば結
構長時間でも平気で座っていられるものですから、良い悪いの様な判断は
できませんし、このことに限らず使い慣れたイスは勝手の良いものですから、
新たなイスの対して違和感があることは当然ですし、自分にとっての評価は
ある程度使い込んで慣れるまでの時間が必要になりますし、慣れ自体も必
要なことですが、腰がセンサー
状態になっている時にはそうしたことに関係
なく、座ってみれば直に腰が答
えを出してくれます。勿論これは現状に対し
て自分にイスが合うか合わないかのことで、イスの良否でないことは言うま
でもないでしょう。
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