Challenge 2
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構造について 118 2005.4.10記
角度の付いたホゾ穴はボール盤を使えば精度良く楽に加工できますので、
二番目の写真のようなボール盤テーブルを作っておくと良いでしょう。上の
写真のイスは全てこのボール盤でホゾ穴を空けています。
ウインザーチェアも追求していきますと奥の深いイスですし、色々勉強にな
ること満載の素晴らしいタイプのイスですから、是非挑戦していただきたい
一脚です。上の写真のウインザーーチェアモドキは丸棒は全て手鉋による
削り出しですが、木工旋盤がなくても十分製作可能ですから加工方法や冶
具を
色々工夫してみてください。
丸棒を多く使って構成したイスとしては、前に書きましたようにシェーカータ
イプのイスが有りますが、これに付いても木工旋盤がなくても手鉋による削
り出しでいけますし、ボール盤テーブルでホゾ穴を容易に加工できますので、
是非挑戦していただきたい一脚です。勿論木工旋盤を扱われる方や心得の
ある方でしたら、まさにピッタリに一脚ではないかと思います。
特にこのタイプでは座面をテープで編むことが多いと思いますが、ペーパー
コードでも編めますから、厚い座板はいりませんしストレートの丸棒構成で材
料調達の面からも
容易になりますので、構造を含めて別の面からの素晴ら
しさを実感できるの
ではないかと思います。
やはりいきなり複雑なものは難しいですから、手始めは座板に四方転びの
丸棒を挿しただけのスツールから始めて、次に貫の入ったもの、次に背に
ス
ピンドルを使ったイス、次にアーム付きのイスへと順次ステップUPしてい
けば、無理なく自然に複雑なものもを発想できるようになり、そのイメージに
対して加工も閃いて結びつくようになるでしょう。
実用性の高いダイニングチェア的なイスから話を進めてきましたが、段々安
楽製を高めたイスを考えていきますと、一般的にイージーチェアと言われたり
する大ぶりで、背座の後傾がどちらかと言えば大きいイスになってきますが、
同じイスですから特別に何かが変わるわけではありませんが、やはり部材が
大きくなり角度が大きくなってきますと、それなりに構造についても考えていか
なければならな
いことも出てきますし、材料の調達においても頭を悩ますこと
になってきます。
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