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加工(製作)について 25 2004.7.8記

楔打ち込み  
 
ノミによるホゾそぎ取り  

組み立てが終わりましたら、通しホゾでは楔を打ち込んだ部分の仕上げ
処理や各部の最後の面取りや仕上げ面が有る部分は仕上げ鉋やペー
パーなどで面仕上げします。

上の写真のような 通しホゾでは、最後のホゾ処理仕上げは結構面倒な部
分ですが、飛び出している楔を切り落としトリマなどにホゾ 取り用の冶具を
付けて僅かに残して削り取り、最後はノミで一さらいしたり、小鉋で僅かに
残して削り取り、最後はノミで一さらいしたりします。小鉋で削る場合は何
度も書いていますように、削る木口に水を付けて木を軟らかくしてから削り
ますと、楽に削ることができます。ただ木口は非常に吸い込みが良いので
多く水分を吸わせすぎないように注意してください。吸わせすぎますと木口
が湿った状態で仕上げることになりますから、木口の仕上がりが悪くなりま
すので、僅かに残して削り取った時点で湿った部分はなくなってしまう程度
にします。
勿論トリマで削り取る場合は水を付ける必要はありません。トリマでの冶具
は書くまでもないと思いますが、一応書きますと図のように、トリマベースの
下に矢印のようなスペーサーを取り付けて、ビットはスペーサーより僅か
に残す寸法分引っ込めておきます。矢印のスペースが削り取るホゾを通
す部分になりますが、ビット径との関係が有りますから、ある程度余裕を見
ておきませんと、ビットを振ることができなくてホゾが取りきれませんので注
意してください。
スペーサー自体は何で作っても構いませんが、透明のアクリル板が見える
部分が減りませんので、扱い易いような気もします。
当たり前ですが、トリマでは上の写真のように、平面部分の通しホゾの処理
になりますので、トリマを置けない部分や曲面では鉋、ノミやサンダーなどで
の処理になります。                                 

最後に下の写真のようにノミでそぎ取りますが、ノミの刃裏を基準面(ホゾ
穴部材)にしっかり押し当てて、良く切れるノミで繊維を潰さないように斜め
に滑らすようにしてそぎ取ります。基準面が綺麗に仕上がっていれば木目を
気にする必要はないのですが、可能な限り順目になるようにノミを滑らす方
が無難でしょう。ノミで綺麗に仕上がらなければ、サンドペーパーで仕上げて
しまえば良いでしょう。


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