Welcome to   Wood worker kei   home page

    
 

Top
Information
Exhibition
Challenge
Challenge2
Challenge3
Link

 

 Challenge 2                               << 前へ 次へ >>

ホゾについて 96 2003.11.24記

 
 

前項まで書いたホゾ加工ではホゾ穴と現合確認しながらホゾを仕上げて
いきますが、他に仮組みということがあります。これはある程度か全て部
材が出来上がリましたら、様子を見るために仮に組み上げて不都合がな
いかなどを見る分けですが、特に初めて作るものや複雑なものは確認が
必要なことも確かに有ります。

通しホゾなどでは最後に楔を打ってホゾを利かせますから、ホゾをある程
度楽に抜き挿しできるように仕上げますので、仮組みに関しては結構気楽
に行うことができますが、止めホゾではホゾを利かせながら組みますから、
基本的にホゾはホゾ穴より大きく(ホゾ長さ方向)仕上げますので、仮組み
は少し面倒になります。
強固の組み上げようとすればするほど、当然ホゾを利かせますので簡単
に挿し込めなくなってきますが、逆に見れば簡単にホゾを抜き挿しできてし
まうようでは、ホゾが弱すぎることになります。
ホゾを仮組みで何度も抜き挿ししているうちに、だんだんホゾの抜き挿しが
楽になってくることを経験されている方も多いのではないかと思いますが、
部材加工が進んでくると、どうしても形にしてみたくなるのは仕方のないこ
とですし、慣れない間は不安が有りますし確認の意味で仮組みも必要で大
切な作業の一つだと思いますが、位置、位置関係や角度の確認はホゾを
差し込まなくても工夫すれば可能だと思いますし、仮にホゾを差し込んで
仮組みするにしても、完全には差し込まずにある程度までにとどめて仮組
みし、完全にホゾを差し込むのは、本番の組み立ての一度だけにするよう
にしたいところです。

慣れない間はなかなか不安が先にたって、完全に挿し込みたくなってしま
うのは致し方のないところですが、少しづつでもそうした方向に持っていけ
ば、より強固で長持ちする物につながります。
これはある程度単純な平ホゾのような場合についてのことですが、実際に
その他のホゾや組み手ではある程度の嵌め合い確認だけで、組んでしま
うと抜くことが非常に困難になったりできなくなってしまうために、仮組み出
来ませんので、組み立ては本番一度だけの場合も出てきます。
一つの例として写真はイージーロッカーで載せた写真ですが、これは全体
ではなく一つのホゾの例ですが、上がアーム部分下がロッカー部分(テー
パーを付けてためある程度入ります)になりますが、こうしたホゾでは嵌め
合い確認のみで、組み立ては本番一度だけになります。
 

                                                                          << 前へ Page top 次へ >>