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Challenge 2
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木工ついて 2002.6.4記
どんなジャンルでも何かを考えてイメージしたものを形にするのは難しさ苦労もありますが、出来上がった
ときの喜び達成感は素晴らしいものです。そんな中でも木工は材料、加工道具の入手、加工の容易さ、
実用範囲の広さなどから考えても手軽にチャレンジすることの出来るものの一つでしょう。
今は身の回りから随分自然素材のものが減ってきてしまっていますし、自然素材のものを多く取り入れる
ことは、贅沢と取られてしまうところもあり少し寂しい気もしますが、これも時代の流れということなのでしょう。
少し意識してそうしたものを取り入れていけば、生活に潤いを与えてくれるのではないでしょうか。そんな中
でも木で出来た家具や小物などは、私たちに何とも言えない心地良さ、やすらぎを感じさせてくれます。
まして自分で丹精込めて作り上げたものを、身近において生活することは上手下手、出来不出来は別に
し
て楽しいものです。
複雑なホゾ、構造や難しい加工は直には出来るものではありませんが、こうした造りで無ければ素晴らしい
家具というわけではありませんし、こだわる必要も無いでしょう。シンプル・イズ・ベストと言う言葉もありますが、
シンプルなホゾ、構造や加工でも丈夫で長持ちする家具を作ることが出来ます。勿論、複雑なホゾ、構造や
難しい加工が出来ることは素晴らしいですし、作るものの幅も広がりますので技術の向上も必要です。
なかなか上手く行かなくて投げ出したくなることもあるでしょうが、簡単に出来てしまう事や手に入るものは
その感激も小さいですが、苦労して出来た時や手に入れた時の感激は最高です。逆にそうした向上過程も
楽しんでしまいましょう。
まずは釘、木ネジやボルトなどを使い丁重に作れば立派な家具が出来上がりますので、皆さんも難し
く考え
ずに自分に出来ることから気楽に木工を始めてみませんか。
木と一口に言いましても広葉樹、針葉樹、集製材、合板など様々なも
のがありますが、今でしたらホームセン
ターなどで好みのものを購入
することが一番手軽でしょう。ただし広葉樹は一般的にはなかなか手
に入りにく
いことが多く、加工にしても針葉樹に比べますと、硬く重い
ですし手軽に扱いにくい傾向にあります。
また合板などは狂い変化が 少ないですか ら扱いやすいことは確かに
ありますし、鉋やノミなどが扱えなくても手軽に取り掛かることは出来
ますが、まずは手始めに針葉樹等の扱いやすい無垢の木で、木の性
質や板目、正目の特徴やその扱い、角材の木目の違いによる扱い、
ノミ、鉋や他の工具の扱いを覚えなが
ら簡単なものから始めてみては
どうでしょうか。
無垢の板は特に湿度などに敏感に反応して伸縮、反り、捩れなどがあ
りますし、板の乾燥状態も影響してきますから、板によりその変化の度
合いは均一ではありませんので、なかなか扱いづらく厄介な面もありま
すが、そうした樹の動きを楽しみながら上手く工夫して纏め上げるのも
楽しいものです。
逆にそうした動きを無理に押さえ込もうとしたりすれば、その力で家具
を壊したりしてしまいます。特に木の伸縮は万力のようにもの凄い力で
動きます。
そうしたことなどから合板やボード類がここまで普及してきたこともある
と思いますが、少し昔であればこうした動きに対処した手加工はなかな
か難しいものでしたが、今はこうした加工にも便利な工具、電動工具が
ありますので、手加工、手作りと言うことにこだわらずに、今有るこうした
便利なものを取り入れていけば、どなたでも相当複雑なことまで出来る
ようになりました。
ただこうしたものは危険度も上がりますので安全に対しては細心の注
意を払って何をおいても安全第一で作業を進める必要があることは言
うまでも無いでしょう。勿論手加工においても安全第一です。
まずは「木について」から書いていきますが、それぞれの木に付いての
詳しい知識が必要であれば、インターネットなどで調べれば必要な情報
は得られますのでそちら任せることにします。多少の予備知識は必要
でしょうが、まずは実物を扱って自分の感覚を味わうのが一番ですし
それが一番大切です。
構造工法についてもある程度の基本即ち理に適ったものはありますが、
それ以外にこうでなければならないことは何もありません。考え方は色々
ありますからここに書くこともその中に一つです。また間違ったことを書
いているかもしれません。どんな事でも鵜呑みにしないで自分が納得い
くまで追及して、色々な構造工法を考え出して自分なりのものをつかん
でください。
「木について 1」で続きを書いていくことにします。
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