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椅子について 6 2004.9.4記 
漠然とした話になっていますが、勿論ダイニングチェアなどとイージーチェ 
アなどでは各タイプのイスの性質上の違いが有りますので、当然イージー 
チェアではどちらかと言えば背座の対地角度を大きく取り、体を預けてく 
つろぐ仕様になりますから、特に体が当たる面形状や背側の面積が重要 
になってきますしクッション性についても考えていかなければなりませんし、 
どちらかと言えば椅子だけで完結してしまう傾向にあります。 
 
一方ダイニングチェアなどでは作業事務机や勉強机に使うイスなどと同じ 
ように机やテーブルなどとセットで使うことをが前提になりますから、筆記 
や作
業や飲食など前傾になる動きが多くなってきますが、猫背気味になっ 
たりの姿勢が悪くなる要素が増えてきますので、イスだけではなくテーブル 
高さとのバランスなども合わせて見ていく必要があります。もちろんイスの 
SHや座面角度なども重要になりますが、例えば家族で使うダイニングテー 
ブル場合に子供さんから大人までや、大人でも人それぞれ体形差はかな 
り有るものですから、当然各自にとって快適な状態にはなかなかならない 
ことにな
ります。 
 
極一般的には誰を基準にするかのことが有りますが、無難と思われるテー 
ブル高さを決めてしまい、そのテーブルに合った同じ椅子をセットで揃える 
流れが多いのではないかと思いますが、致し方のないところでしょう。 
ただイスを使う場合において本来は、各自の体形(体格)に合ったイスの 
SHを決めて、それに合ったテーブル高さを決める手順が理想であることは 
お
分かりいただけると思います。イスのSHはよく言われているように踵が 
床
にピッタリ付き、その時に座面と膝裏にある程度の余裕ができることと、 
先
に書きましたように前傾になる動きが多くなってきますので座面の角度 
も
重要になります。 
またイスのSHとテーブルの差寸は色々な要素が有りますので一概には言 
えませんが、自分が快適と思う位置関係で良い訳ですから大人の場合ア 
バウトですが普通でいけば270〜300ミリ程度になるのではないかと思い 
ます。 
 
また背もたれの仕様においても、低めのものからハイバックとかトールバッ 
クと言われる背の高いものまでさまざまな仕様のイスがありますが、当然 
イージーチェアなどのように後傾の大きいイスになればなるほど、快適性 
を考えれば背中全体で上半身を受け止める必要が有りますから、ある程 
度の面積が必要になりますので、必然的に背の高い仕様になってきてしま 
いますが、ダイニングチェアなどになりますと背が立ってきますから、そうし 
た必然性も薄れてきますので自由になってきます。 
 
                                                                         
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