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イス雑感 21 2003.2.22記

イージーアーム 背面より  
ウインザーチェア L  
イージーロッカー 座背 4o綿ロープ編包み  

座枠の後を絞ることについてもう少し書いていきますが、背板側を見て行
きますと、背板は当然背当たりを良くするために R を付けますので、削り
出しでは歩留まりの悪い部分に成りますが、背側を絞ることで歩留まりを
改善することが出来ます。勿論曲げ木などで対処すれば歩留まりの問題
は少なくなりますが、そうしたことは別にしましても椅子全体が締まった小
ぶりな感じになります。
勿論前項で書きました座面と同じように台形になりますので、椅子全体の
たわみに対しても強くなりますし、当然椅子の軽量化につながります。
ただし当然前後のフレーム幅が違いますので、前後の貫の処理が少し面
倒になりますし、仕様によっては歩留まりも悪くなることもあるでしょう。
二番目の写真のようなカナコで編んだ椅子は編み方の性質上あまり大き
く絞りますと収まりが悪くなりますので、あくまでもケースバイケースで考え
ていくことに成ります。

椅子はさまざまなところで使われますので、イージーでは有りますがある程
度使う人にとってその場に適した仕様の椅子があると思います。例えばダ
イニング的な場所で使われるような椅子は、小ぶりなものが多いと思いま
すし、アームなどあれば座ることにおいては重宝すると思いますが、場取り
ますし普段の椅子の取り回しや立ち座りなどでは、逆に不便も感じることも
あると思いますので、どちらかと言えばアームの無い椅子が適しているか
もしれません。また背の高さについても高めの椅子で、背中全体を受けてく
れる椅子も快適ですが、ある意味姿勢を制約されますので上半身の色々
な動きが出来にくくなり、どちらかと言えば少しかしこまった雰囲気もあるで
しょう。低めの背では辺りが少しきつくなるところもあると思いますが、背を
後に反らして伸びをしたり気兼ねなくリラックスできる雰囲気が有るように感
じます。
これも何度も書いていますが、イージーチェアのカテゴリーに入るような椅
子はどちらかと言えば、シートハイの低い背座共に対地角度の大きい安楽
性の高い椅子ですが、その分姿勢を強制されますし立ち上がる時には結
構つらいものが有りますが、ロッキングチェアなどは揺らすことで色々な角
度になりますし、立ち上がる時には椅子が付いてきてくれますので、思いの
ほか使い勝手の良い椅子ですが、結構場取りますしロッカーに足を引っ掛
けたりすることも有りますので、スペース、置き場所を考えないといけません
ので難しいところです。 椅子作りも難しいものですが、椅子選びも結構難し
いものです。
グダグダ理屈をこねていますが、椅子に決まりはありませんので、何度も
書いていますが 自分の気に入ったものが何といっても一番です。


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