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ホゾについて 71 2003.9.24記

接合部材とのダボ寸法(縦横高さ)関係やダボ数などの検討要素はありま
すが、しっかり乾燥させた平ダボでしっかり木殺して、尚且つホゾを利かせ
て組んでやれば接着剤 無しでも板接ぎが出来るほどになると思います。
ただ当然プレスマシンやかなり強力なクランプが必要になります。
丸ホゾを作ることを考えれば平ホゾ自体は相当楽ですが、ダボ穴は角ノミ
の使用だけを考えると丸穴よりは制約が多くなることは仕方のないことです。

また話が飛んで少し重複したことも書くことになると思いますが、ホゾを利か
せすぎてホゾ穴部材を割ってしまった経 験をお持ちの方もあるかと思いま
すが、ホゾをどの程度利かせるかは結構 難しいところです。
通しホゾですとホゾをしっかり利かせて組みますと、ホゾが長くなっています
から大変になりますし、ホゾ穴出口 に欠けやバリが出たりする可能性が高
くなりますから、あくまでホゾは楔で利かせるこ とが基本になると考えて良い
思いますので、部材を組み付けた後に状況を見ながら、楔を打ち込んでホ
ゾの利きを加減することができますが、止めホゾは楔を打ち込みながら組
み上げるようなものですから、ホゾの利かせ方は少し微妙なところが有りま
す。
芋付けだけで十分な物、状況に、ホゾを作ってしっかりホゾを利かせて組み
上げてもあまり意味の無いことになりますし、またホゾの利かせ方について
も、何を作るかどんな作りをするかやどんな樹種を使うかなどで当然変わっ
てきますし、それぞれの状況で丁度良い加減があると思いますが、これが
結構難しくある程度数をこなして自分なりのものを掴む以外にないでしょう。
ただそうは言いましても丈夫で長持ちのする物を作ろうと思えば、なるべく
強固なホゾ組みをする必要が有りますので、ホゾはどの程度(限界)まで利
かせられるかを考えて見ますと、 一般的なホゾ形状からいけば、矢印方
法へホゾを利かせることになりますので、当然ホゾ穴寸法に対してホゾの
寸法をどの程度まで大きくしておくかになります。
ホゾ穴に入らないことには話になりませんから、一言で言ってしまえばホゾ
先がホゾ穴にかかるように(入るように)適度な入り面を取って、しっかり木殺
ししてホゾを潰してから、ホゾ穴に叩き込んで胴付が密着するまで差し込め、
尚且つホゾ穴部材が破損しないこととなります。
ホゾ穴部材の破損が一番の問題になると思いますが、そのことについては
次項で見ていくことにします。
 

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