MORY

Serial No. ---

自作のストラト.大学時代からのメインギターである.'83に入手した「ゲイリームーアモデル」が原型. 大阪心斎橋の某楽器屋で購入.
オリジナル状態は黒ボディー&ミラーPGであったが,「ヘタクソなくせに目立ってしまう」ことや,「好きなジャンルが'70年前後のもの」になるにつれ,場違いな雰囲気を醸し出してきた.

そこで,金のないMORYは,黒のボディを剥がし&茶色に塗り,黒PGを装着し渋めの色合いに改造. ライブはその状態でしばらくこなしたが,やはり木目のない茶色というのはヒジョーにつらいものがあった.
バイト代をコツコツ貯め,ようやくボディを(木目のある)アッシュ製に交換.3シングル用であったが, 2ハムバッカー用に彫刻刀で彫ったのであった.あの「サトイモ」のような指がマメだらけになったことは言うまでもない.

その後,少しずつ部品をアップグレードしていき,最終的には「PU:Dimagio製 Frを「PAF」,Rrを「Super Distortion」 にリマウント.フェイズサウンドを得るため逆位相にセッティング.結構レスポール的なフェイズサウンドが出せて,気に入っている. トレモロは「Keller」で,やはり彫刻等で彫ってマウントした.ミニSWは,シングル・ハムバッカーに切替えられるように改造. なお,ヘッドのロゴには,自作を思わせるイニシャルを掘り込んである.

サウンドはアンプ直でもよく歪むが,ややトレブリー.センターポジションで弾くことが多い.フレットもいい感じに減り, 愛器にふさわしい状態になっている.昔はこの「鋭く歪むが薄っぺらくない音」が好きだったが,やはりストラトの 「歯切れがいいが太い音」が好き.ここ数年,TEXASを弾くことがほとんどだが,レスポールサウンドがほしいときには, このMORYを使うことが多い.


メンテの記事はこちら




2022年,37年ぶりに一大メンテを実施.シースルーブルーに変更&PUも交換しました.
そのあたりの記事はこちら(ブログに飛びます.新しいウィンドウで開きます)
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Youtubeはこちら(ダイジェストで製作過程も載せてます)→ The Loner -Gary Moore-