ヨーロッパのカバには、洗練された線の美しさがある。カバという立体をカンバスにして、独自のデザインを描いているようだ。
ハンガリーのHOLLOHAZA社のカバ。どこから見ても飽きない。色も手書きの線も美しい。踏ん張っているような体型がおもしろい。
ホロハーザ社は1777年にハンガリー北東部の町に設立されたガラス(のちに陶磁器)工場で、ハンガリーの3大陶器生産の地の一つとのこと。
いただいたお手紙には、「長い歴史の中で、着実に積み上げられてきた熟練の技術と、その中で彩りゆたかに洗練されたデザイン」のことが書かれていた。老舗の技術力と芸術性の総合力が、このカバに込められている感じがする。そんな遊び心が伝わってくる。 |
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