『ちゅっ、ちゅっ ! 』という絵本。気持ちの良い朝、子カバが散歩に出た。途中で、ゾウ、サイ、シマウマなどの親子に会うが、どの親子も"ちゅっ、ちゅっ"と戯れている。子カバは
くるりと向きを変え、母親の所へ一目散。母親がいつもの所にいなくてあわてるが、池の中にいるのを見つけて一安心、というストーリー。
アフリカの草原、動物だけでなく、よく見ると小鳥、トンボ、蛇などがていねいに描かれている。Margaret
Wild(オーストリア)作、Bridget Stevens-Marzo(フランス)画、なかがわちひろ訳。原本はオーストラリアで出版されたもの。主婦の友社刊。
親離れし始めた子カバの、自立と依存の気持ちが入り交じった様子と、それをあたたかく見守る母カバの様子がうまく描かれている。
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◇日本(原作はオーストラリア)。絵本。家族より。 |
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