ヒッポプールAのカバの群。ヒッポプールはいくつか見たが、ここで最も多くのカバを見た。あたり一面に「ンガンガ」というカバの鳴き声が響き渡り、かば達がゆったりと浮いたり沈んだりしていた。カバが大きく口を開けるのは、ほんの一瞬であることを確認した。また、耳は本当にぴくぴくとよく動いた。
このホームページではカバばかりが出てくるが、サファリのガイドさんは、キリン、ゾウ、ライオンなど多くの種類の動物を見せようとしてくれた。また、チーターがトムソンガゼルという子鹿を食べるところを見つけて、その間近に車を付けて見せてくれるなど、「自然界のドラマ」を見せてくれようとした。
それはそれで自然の摂理を教えてくれて、ありがたかったが、のんびりとカバを見ていたい私と、「自然界のドラマ」を見せて感動を与えようとしているガイドさんの配慮とは、すれ違うことが多かった。私は、ゆっくりと日常の自然の中に身を置いていれば、うれしかったのだが、ガイドさんには別の筋立てがあり、誰もがそれを楽しむものと確信をもっておられるようだった。
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◇ケニア。ヒッポプールA。マサイマラ。 |
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