小さな黒いカバ。胴体に比べて口がとても大きい。各パートはカバを描写していないが、全体の雰囲気はよくつかんでいる。
オーストリアの作家 Walter Bosse(1904-79)の作品。Bosseは、造形を学んだ後に陶器メーカーで陶器制作、装飾に携わった。1953からは、動物を中心としたメタルオブジェを作るようになり、人気を博したとのこと。
カバ作品には一方に、描写力が高くリアリティがあって地味な感じのものがあるが、一方には、そんな基準をヒョイと超えてしまっているものがある。このカバは、何かを超えてしまっている感じがして、そこがおもしろいと思う。
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◇オーストリア。金属。3.5p。家族より。 |
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