光沢のあるラベンダー色の石でできたカバ。顔の形がユニーク。鼻から口への描写が細かい。足も、ノッシ、ノッシと歩く感じがよく出ている。
先日、ある美術館の売店で、彫刻家の船越保武さんの『石と随想』 (求龍堂、2005)という本を見つけた。石を彫ることの大変さとおもしろさが描かれていた。船越さんは、自分のことをしばしば「石屋の親方」「石職人」「職人」と書かれているが、本気で職人と思っておられるようだ。
このカバは、どんな人が、どんな思いで彫ったものだろうか。知りたくなった。
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◇台湾・台北。石。10p。家族より。 |
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