ぼく、しょうぼうしになれるやろか。
…なれへんかったわ。
という感じで、カバが、パイロット、バレリーナ、ピアニスト、手品師などになろうと挑戦するが、うまく行かず、最後は、
ま、ぼちぼちいこか− ということや。
で終わる絵本。
アメリカの絵本(Mike Thaler 文、Robert Grossman 絵)を、今江 祥智さんが関西弁に訳している。関西弁にすることで、カバらしさを出そうとしているようだ。原題は、What
can a hippopotamus be? だが、直訳されておらず、『ぼちぼち いこか』というタイトルは、本文の最後の部分の
take it easy が訳されているようだ。
私たちのイメージの中では、カバは、いつも『ぼちぼちいこか』と言って、のんびり暮らしている感じがする。しかし、カバグッズを集めるにつれて、本当にそうかどうか、分からなくなってきた。カバを集めれば集めるほど、カバのことが分からなくなってきた。
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◇日本。絵本『ぼちぼちいこか』(偕成社)。10×13.5p。Yさんより。家族より(04年)。 |
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