小さなホッチキス(正しくはステープラー)。緑の体、目が白と黒、耳と鼻がピンク、背中に黄色の斑点、シッポが黒と、結構カラフル。口に紙を入れてカッチャンととじる。カバの仕事としては、ピッタリの感じがする。
かなり以前、私は、小さなホッチキスをカバンに入れ、会議などで配られる資料をバラしては、必要なものをその場でホッチキスでとめ直して、自分用に整理していた時期があった。その時の、カチッという音がなぜかうれしかったことを覚えている。このカバを見て、そういうことをしなくなっている自分に気づいた。いつのまにかホッチキスの針を煩わしく感じるようになったこと、いらない資料をできるだけ手元に残さなくなったこと、全体にものぐさになったことが関係しているのだろう。
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◇中国。ステープラー。4p。横浜。 |
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