本のカバー裏の紹介文によると『2004年12月、東南アジアを大津波が襲いました。その時、お母さんと
はぐれて ひとりぼっちになってしまった赤ちゃんカバは、大きな大きなゾウガメを母親代わりにして、生きていくことにしました。すると、なんとその年老いたゾウガメも、このかわいそうな赤ちゃんカバをやさしく受け入れてくれたのです。今ではふたりは離れられない仲になっています。このニュースは世界中をかけめぐり、人々の心を釘付けにしました。ニュースに感動した父と娘は、この素晴らしい物語を本にしようと決心しました』とある。
場所はケニアのインド洋側の町マリンディ。津波直後の写真からあり、時間をかけて作られている。写真がたくさんあり、それがとても鮮明できれい。カバとカメと人の表情がありありと写し取られている。
もしも私が10代か20代でこの本を見ていたら、「こんな写真家になりたい」と叫んでいたかもしれない。そんな、うっとりするような写真が詰まった本だ。
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| ◇アメリカ（翻訳）。NHK出版（2006）。写真:Peter Greste。 |
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