絵本。子カバが、成長とともに母カバから離れて小さな冒険に出かけるが、ワニに襲われそうになる。母カバから教えられたとおり叫び声をあげると、それを聞いた母カバが駆けつけ、子カバが助かる。
子カバが「親から離れること」と「自分の世界を作ること」が並行して行われること、しかし必ずしもスムーズに行われるわけではなく、いろいろな小さな危機があることが描かれている。母カバと子カバの表情・姿勢が、場面によって違っていて、それぞれの場面の心の動きが描かれている。
木版画の木目がきれい。ブルー、ピンク、黄色などの色が鮮やか。日本的な色調と感じた。
◇アメリカ。マーシャ・ブラウン作・内田莉莎子訳。偕成社。Yさんより。 |
|
|