◎名古屋。ニキ・ド・サンファル展・絵葉書。名古屋市美術館(展覧会は8月に終了)。 |
展覧会場に入ったら いきなりカバがいた。頭と背中で電球が輝いていた。「黒い女神(トエリス)、1900作」とのこと。「古代エジプト神話に登場するトエリスという女神をモチーフにした作品」「トエリスは、妊娠したカバの姿で、まっすぐに伸びた髪、ワニの背中、ライオンの手足をもつ」「妊娠と出産の守り神であり、豊饒のシンボルである」とのこと。
ニキ・ド・サンファル NIKI de SAINT PHALLE は、「おおらかな女性像ナナシリーズで知られる」作家であり(1930-2002)、「カラフルでユーモラスな造形は私たちを心から楽しませてくれます」「フランスで生まれ、アメリカで育ったフェミニスト・アーティストの先駆者」とのこと。
展覧会場を作成年代順に一回りした。おおざっぱに言うと、難解な前半、明るい後半ということができるようだ。その変わり目に興味があった。
(06.11.3)
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