ルワンダ。黒檀製。42p。
ちょうど10年前、愛知万博が開かれ、カバを集め始めたころの私は、リュックを背負って駆けつけた。
ルワンダのブースで発見。大きくて重くて堅い。とてもていねいに作られていて、5頭のそれぞれが、豊かでやさしい表情をしていた。カバの仏像群のよう。
家に帰って、この国のことを調べると、部族間の悲惨な戦いが絶えないこと(映画「ホテルルワンダ」)、その後の立ち直り過程の一つとして、動物グッズが作られていることを知った。
カバも、アフリカも、知れば知るほど、深い悲しみをたたえていることが見えてくる。 |
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