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藤岡孝一作。木彫、11p。素材の木目がうまく使われている。千歳空港にて発見。
落ち着いた顔、やさしそうな目、ナスビのように丸い胴と短いシッポが印象的。抽象化された描き方だが、見る角度によって、祈っているようにも、眠っているようにも見え、カバ界の仏様のようでもある。
年賀状(2005)に、「いつのまにか『カバ』を集めるようになりました」と、初めて載せたのがこのカバ。
藤岡さんは、1950年生まれ。25歳の時に独自に木彫を始められたとのこと。最初のころの個展のタイトル、「分水嶺より」「分界に起つ風」「私の中を流れる河」が興味深い。近年は、帽子をかぶった人物像が多い。 |
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