カバのカスタネット。学校の工作の作品という感じで、余分なキリの穴があいていたり、ニスの塗りむらがあったりする。赤いゴムひもでしばってあり、いかにも手作りという感じ。
たしか東京駅の丸の内側の一角だったと思うが記憶が定かでない。別の駅かもしれない。とても人通りの多い駅の一角で、矯正作品展というような展示会をしていた。入ってみると、素人の人が時間をかけて作ったと思われる木彫りなどのていねいな作品が並んでいた。作者は、刑務所の受刑者とのこと。作業療法のような時間の作品と思われる。
このカバのゴツゴツとした手作り感に、なつかしさを感じた。じっと見ていたら、自分が昔、中学校の技術の時間に作った、不器用な木工の本立てを思い出した。
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◇日本。木製カスタネット。6.5p。東京(たぶん) |
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