イギリス。木製人形。以下は、12年前、コレクションに熱中していたころのなつかしい文章です。 |
1月、雪の降る仙台で、会議が終わった後、カバを探した。最初はイソイソとしていたが、カバはなかなか見つからず、暗くなって、雨のような雪が強く降り出してきた。足元がおぼつかなくなり、仕事の疲れも出てきた。早く新幹線に乗ってゆっくりしたい、と強く思った。
そんなときに出会ったのが、このカバだった。胴体から、頭、手、足がゴムでつながっていて、自由に動く。お店の人と話していたら、疲れが取れた気がした。
カバグッズは、ある程度のエネルギーと時間をかけないとゲットできない。フラッと知らない町を歩いて、一頭の新しいカバとめぐり会うことができたら、幸運と言えるだろう。すぐには手に入らないところ、そしてそのプロセスを楽しむ(苦しむ)ところが、カバコレクションの魅力の一つかもしれない。 |
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