色、形、曲線、光沢が美しい。「どこから見ても、きれいなカバだなあ」と思う。余分な線がすべて省略されている。古典的な美しさを備えていて、人間で言えば、「仏像」のような美しさだと思う。
私たちは、仕事の世界では、このカバのような、ムダのない線や形を追い求めようとする性癖があるようだ。しかし、副業(?)のカバ
コレクターとしては、こういう完成度が高いカバばかりが集まると、スキや遊びやムダがなさすぎると感じてしまう。そのため、私は今年も「おもしろいカバ」「新しいカバ」大歓迎という姿勢で、多種多様で、今まで見たこともないようなカバを見つけたいと思う。
説明書によると、Pomponは、ロダンのアシスタントを経て動物彫刻家となった人で、「細部を省略した、美しい表面の曲線が特徴」とのこと。
◇フランス。Pompon(1855-1933)作。ブロンズ。21p。ルーブル美術館。家族より。 (07.1.1) |
|
|