インド。豚皮製。お店でカバであることを確認。しかし家に帰り、ゆっくり眺めると違和感が。トラのようでもあり、馬のようでもある。
最初は失望したが、しばらくして笑ってしまった。そしてしだいに腹が立ってきた。作者は写真か何かに基いて作ったのだろうか、イメージで作ってしまったのだろうか、トラの一部を変えてカバにしてしまったのだろうか。
これは自戒のカバ。人や物を見る時、カバをトラとして理解していないだろうか、カバを見ているのに、トラの鋳型に入れていないだろうか、と。ありのままのカバを描くのは難しい。
写実という一線を超えてしまったカバ。コレクターとして、最初は嫌だったが、しだいにおもしろく思うようになってきた。
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